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 The mount adapter for bessa−R
ライカ Lマウントのアダプタを市販部品で作り、ベッサRで3系統レンズ(ニコン PENTAX−K OM)を使用中です
合計30本のレンズがライカ対応になりました、全て無限遠からOKです

各社の交換レンズでコントラストや色抜けが良くお供させたいものが1本や2本皆さん有ると思います、 本来の組合せるべき一眼本体も有りますがいまどきピカ光する一眼を人込みで持つ人はあまりいません(私以外は)更に遠視ぎみの視力ではピント合焦も面倒くさくなりエイヤと目測で済ますのも恒例です最近は

メリット

 アダプタにより死にかけ資産(レンズ)が生かせる
   工数とコストは最小限にも関わらず性能・機能は満足です

メーカを問わず高性能レンズが使用できます

もう一点は忘れた・・絞込んでもファインダが明るい


(1) NIKON FレンスをベッサR (ライカ Lマウント機)に付けるアダプタ

 

 

 

 

 

 

考え方:
ライカ ボディーキャップとニコンのレンズリアキャップの背中同士をネジ止し、ボディーとレンズ間に入れる。事前にそれぞれの背中を削り適正なフランジバックとする

左図の”Kレンズ”は”ニコンFレンズ”と読替えます

レンズリアキャップの選定:
OM用とニコンF用のレンズリアキャップがニコンレンズで使用可能です、オリンパスリアキャップの場合、純正と回転が逆なのでバヨネットのトレーリングエッジの精度がバラついていると回転停止位置が変化すると思い、今回はニコンF用を使いました(でもリアキャップ回転が止まる第一条件はレンズマウント面とリアキャップ接面が密接する事と後から気付きました、バヨネットのエッジ優先で止まったらレンズが前後にガタつくはずですね。

実加工した感想としてニコンリアキャップの材質はPENTAXより耐ひび割れや耐強度で良くないです。これからのFレンズのアダプタのトライにはオリンパス製リアキャップが推奨です)

ニコンリアキャップの注意点を一つ、レンズ密着部のキャップ直径が小さくレンズとの接面はレンズマウント面の内側溝(0.3ミリ窪み)になります、アダプタ長はLレンズが28.8ミリ NI−Fレンズが46.5なので差引き17.7ミリと成りますが更に窪み0.3を加えた18.0ミリとする必要が有ります。

それとマウント基準面ではない内側溝を密着面とするので個体差・レンズ製造年代によるガタツキやfb誤差がどの程度問題となるか不明です(実際、太環50/1.4は新しいAIよりりアキャップ回転量が1ミリ程多くなります、でもレンズをつかみカメラ本体を振り回しても問題ありませでした)。

材料:
HANZA製のLマウント機ボデイーキャップ/純正のレンズキャップ/ペーパクリップ

←完成ビューです

加工作業:
@アルミのボディーキャップを錦糸町駅ビルの店で中古で入手しました、レンズリアキャップは樹脂製です、精度強度面でぜいたく言える立場には有りません、今回のアダプタは市販のキャップ同士を背中で止めるという真っ当な方法なので気楽です、

先ずボディーキャップとレンズキャップ同士を密接させる止ネジの穴(1.7ミリ用4個)と光パスの穴(適量サイズ)を明けました。上記の繰返しですが全アダプタ長は18ミリです。

Aレンズリアキャップの背中を段差なく成るよう紙ヤスリで擦りました。

B次はハンザ製ボディーキャップです、ニコンの場合はボディーキャップ背中を気持ち程度研磨しました、その程度で合計18ミリ長になりました(途中、ノギス計測や仮組立てを行い実レンズで無限距離観測を実施しました)。

←ペンタックスKの場合のキャップ加工ですがニコンも同様です

組立てました

レンズとアダプタをロックするにはペーパークリップの針金とそのテンション性質を使います。(針金の片方をレンズキー穴(ロック用)に突っ込むので、リアキャップのフランジにそのための穴を明け、針金の他方はレンズリアキャップ部に止めました、留金はペーパークリップの板材を利用しました)、ニコン用とPENTAX用とでは少々異なります写真を見比べてください

最後は実測2メートルと1メートルで合焦するポイントを距離環にマークキングしました。

(2) PENTAX KレンスをベッサR (ライカ Lマウント機)に付けるアダプタ

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考え方:
基本構想はNIKON Fレンズ対応と同様です、Lマウント機のボディーキャップとKマウントレンズのリアキャップを背中で一体化しマウントアダプタとしました。
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材料:

HANZA製のLマウント機ボデイーキャップ/純正のレンズキャップ/ペーパクリップ 1個/1.7ミリL10ネジ 4個/左記ナット4個。
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加工作業:
@ボディーキャップとレンズキャップ同士を密接させる2ミリ径のネジ穴(1.7ミリの止めネジ4個)と光パス穴(適量サイズ)を明けます。ドリルと半円ヤスリで仕上げました、アダプタ長は16.7ミリです。

Aレンズリアキャップの背中を厚み14.7ミリまで紙ヤスリで擦ります。

Bボディーキャップの背中を厚さ2ミリまで研磨しました、ノギスでチェックしながら行いました(削りすぎても後でスペーサを入れたり/運用でカバーできるので気合で削りました)。

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C仮組み立てを行いSMC50/1.7を装着し無限距離観測をしました(材料再研磨との往復作業)
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Dレンズのロック仕掛けを作ります、材料はペーパークリップです、テンション針金の片方をレンズキー穴(ロック用)に突っ込める様にリアキャップのフランジに穴を明けます、針金の他方はレンズリアキャップに止めました。
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E最後は実測2メートルと1メートルで合焦するポイントを距離環にマークキングしました。
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F完了状況です。
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(3) OMレンスをベッサR (ライカ Lマウント)に付けるアダプタ


ペンF←OMレンズアダプタを2分割し、筐筒レンズ側コネクタはOMレンズがライカ Lマウント機に付く様にしました、一方、ボディー側コネクタは
PEN−FにPENTAX Kレンズが付く様にしました。

以下、OMレンズがライカ Lマウント機(ベッサR)に付く様にした改造レポートです。

 
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材料:
ペンF←OMレンズアダプタ/HANZA製のLマウント機ボデイーキャップ/ペーパクリップ/1.7ミリL10ネジ3個/左記ナット3個。
 
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加工作業:

@Lマウントボディーキャップに大穴(筐筒が入るサイズ)を明けました。

ALマウントボディーキャップの背中を厚さ1.7ミリまで研磨しました、筐筒+レンズ側コネクタと密着する様確認しながら進めます。

BLマウントボディーキャップに止めネジ穴を3個明けます(合せる相手は筐筒が前にボディー側コネクタを止めていた穴)

C仮組み立てを行いOM28/3.5を装着し無限距離観測をしました(材料再研磨との往復作業)

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D最後は実測2メートルと1メートルで合焦するポイントを距離環にマークキングしました。
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E完了状況です

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