* | FET差動プリアンプ | ||||||||||||||||||||||||
先祖がえりのアンプ![]() |
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■はじめに: CR結合の管式EQアンプが今でも注目されるならCR結合のTRアンプも然りと思い製作しました。問題は素子スピードとF特が優れているが故に針からのパチパチ音が素直に出てしまう事です、これは運用に注意し良い針と盤面クリ−ン作戦で対応するしか無いと思われます。 そうするとゲルマTRのベースを+アップ、-ダウンさせるターミネータ式のCR結合もトライする価値は充分に有ると思います当方はその日に備え2SB73、2SB440を大事に在庫しています。QUADもMACもCMラボも実力が伴っていたから 時を超えて話題なのでしょう。 ■当アンプの特徴: ・懐かしいと謂うか手馴れた2段直結ですフォノアンプ部は。 ・ラインアンプ部はFET差動です。 ・外部入力数は4 to 1と充実させました。 ・出力はケーブル延長しても支障が出ない様にエミッタフォロアとしました。 |
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回路図![]() [ 設計構想 ] |
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[ 使用部品 ] ■FET: 2SK151・・在庫品です、今日なら2SK170BLが使えます。 2SK170BL・・在庫の多くはIdss=11〜8mAでした、差動アンプ部にはペア品を選別しました。 ■パワートランス: 9V200mAのかわいいやつです4倍圧整流しました、それとホームセンタから購入した薄銅板を切抜き・半田付けしてパワートランスのショートリングを作りました。 ![]() ■スイッチ: ・入力セレクトSW(ロータリ4接点2回路)はアルプス製でシャフトを切り落としました。 ・モニターSW(3接点双投2回路)はマミヤ製です。 ・AC電源SW(3接点3投2回路)はFUJISOKU製で小型ですが100Vで3A流せます、安心料としてSW接点にスパークキラーを付けました こんなスモールアンプに付けた理由は電源SWに連動する増設ACコンセントを設けたからです。 ![]() ■VR: バランス用はスライド型の20Kです 以前秋葉で入手しました。 |
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[ 製 作 ] ■製品ケース加工: LEADブランド標準品のA4サイズのアルミシャーシを購入しその中に全ての部品入れました。当然穴あけを自分で行い塗装は藍色です、それと裏蓋になるA4のブリキ板をホームセンタで購入しました 今回はさながらペア購入した様にブリキにハサミを入れる事なくシャーシと合致しました。更にゴム足を両面テープで貼り付けました。 ![]() ![]() ■フォノ(EQ)アンプ部: 以前設計した全く別物回路の基板を流用しそれに組み立てました どう謂う事かと言うと・・その基板がスリットパターンなのです 適当に銅箔と穴を選択し必要な穴を追加すれば別な回路が組めたのです。 ![]() ■ラインアンプ部: ラインアンプ部は”15ピン2列のラグ板”上に組立てました、先ず机上で部品レイアウトを考え その後裸のラグ板をシャーシに取り付けた状態で部品実装を行いました。 ![]() [ 調 整 ] フォノ(EQ)アンプ部: 2SK151ドレン負荷が(ドレン−ソース間電圧)と同じに成るようにVRトリマを調整します。 ラインアンプ部: 2SD1994Aのエミッタが10.5〜14.5Vで有る事を確認します。 [ 性能評価 ] ■F特/EQ部:
10KHzをRIAA基準と比較すると0.81db落とし過ぎと判りました しかし音の良いメーカ製EQでもこれ以上に+やーに乱れているものを見ていますので、現状のEQネットワーク定数で良しとしました。
考察: |
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